誰もあなたの本当の姿などわからない! 「診断」に振り回されないで!

ダビデ像を彫ったミケランジェロは、どうやってあの像を彫ったかと訊かれると、

「それははじめから石の中に存在していたのだ」と答えたとか、

「大理石の中からダビデを掘り起こしただけだ」と答えたとか、

正確には忘れましたが、こんなエピソードがありますね。

どっかに家にも文献があった気がするんですが、思い出せないのでとりあえずうろ覚えで。

 

ミケランジェロってもう、変態ですよね。暴言吐きましたけど、まあ常人ではない。当たり前。

こんな人がそのへんにごろごろ居るわけでもないし、ましてやちょっと訓練したくらいで、近づけるわけもない。

そんなんで、大理石の中にいるダビデを見抜けるなんて、できっこないやい! ですよね。

 

ミケランジェロに限らずですが、何か職人技のさらに上をいく、みたいなことができるひとは、その人が元々持ち合わせていた才能、センス、そして「熟練の」技術があるからなのでしょう。

残念ながら、センスというのはもう、限界がある、と正直思っています。

技術は頑張ればなんとかある程度のところまではいけるだろうけど、センスばかりは、得られない領域っていうものが存在するように思います。

 

 

一億女子総「診断」ブーム

今やこの日本、診断ブームといっても過言ではないような気がします。

わたしがやっているビジュアル分析学も診断ですし、

カラー診断、骨格診断、ナントカ診断、ナントカ占い……そして病院の病名をつけるのも、診断ですね。

 

わたしもこの「診断」が、大好きでした。

自分のことをよく知りたいから、もっと知りたいから、興味津々。

それで言い当てられて、すごい快感! 当たってる〜〜! って楽しくなる。

デメリットなんてものも何も考えたことがありませんでした。

 

別にそれでよし。よしなんです。

もしみんながそれにある程度当てはまるなら、やっぱり他人との違いを知る切欠にもなりますし、コミュニケーション手段を考えるヒントにもなります。

 

でも、ハマりすぎて、本末転倒になることがあるんだって、去年頃に気づいたんですよ。

診断が人を苦しめるなんて考えたこともなかったけれど……

自分が診断をする立場になり、真剣に診断を受ける経験もしたことで、「あれ、なんかおかしいな」と思うようになりました。

 

 

枠にはめられる!

あなたは○○タイプ!

あなたはこういう人で……

あなたはこういうものが似合います……

 

これが思ったタイプと違うと、

本当はこうしたいのに、こうしたら似合わないのかとか、

本来のわたしはこうなんだから、こうしなきゃとか、

さらにはまわりから、あなたはこのタイプだからこうしなきゃとか言われたり……

 

これ、ものすごく苦しい!!

 

そうしたらファッションレスキューの政近準子さんも著書などで書いておられた。

診断結果に縛られてしまって、逆に難民になってしまっている人がいると。

こないだファッションレスキューアカデミアの「装力」三級受講してきたのですが、

「あなたのカラーはオータムですよと言われて、それで一年中その色ばかり着て、枯れたようになっている人がいるけれど(笑)」

っておっしゃってて、笑ってしまった!

が、笑い事じゃない!

 

診断って楽しむものだし、その人をより良くするためのものだし、

多くのものはそのために作られているんだと思います。

だけど下手するとその人の可能性を狭めかねないし、選択肢や、チャレンジする人生の楽しみを奪いかねないんですね。

 

だから、

診断される人は、診断結果に縛られなくていい!

結果にいちいち傷つく必要もない。そのタイプ通りの生き方なんてしなくていい。

やりたいようにやればいいんですね。

 

じゃあ診断に何の意味があるかといえば、あくまで参考にすればいいと思います。

ビジュアル分析学でいえば、体質や、他のタイプとの性格や思考の傾向の違いを知ることで、相手を理解することに使えばいい。

 

そして受け容れられると思うのなら、その診断結果を元に、さらに進化したり、アレンジしたり、成長していけばよいのだと思います。

 

診断される人もそうだけど、

診断する人たちっていうのは、こういうところに十分留意して活動しなきゃだめだろうって思いました。

「これはこうだから、これ!」などと、なんでも短絡的に考えるのではなく、多角的な視点を持つこと。

下手すれば人の人生を変えてしまいかえないわけですから、診断する立場にある人は、そこまでできないとダメだろうと思います。

受け取り側が選ぶんだ、なんてそんな無責任なこと、ダメでしょう。

そういうこと言う人、いるけどさ。

これは想像力と多角的視点の欠如だと思います。

相手は自分を探しているクライアントさんで、弱っている可能性があるわけですから。

 

 

たとえば「発達障害」ブームは、成長の機会を奪う可能性

最近、とにかく目に入るようになりましたね。発達障害。

少し前は、アスペルガー症候群とか、自称が多すぎる「コミュ障」とか。

鬱でもなんでもそうですけど、

その病名によって、ああわたしは○○だから苦しかったのか、と、すごく楽になることもあるかと思います。

 

わたしだってそうでした。

どうして普通でいられないのか、本当に辛くて、病名を求めて彷徨いましたよね……。

だって病名がわかれば、それに対して対処方法が見つかると思ったから。

(それで投薬とか、そういう方向に行ってしまうわけですね、とても残念ながら……なんも解決しないです)

 

でも、対処方法がなにか見つかればいいし、対処したいというふうに気持ちがポジティヴに動けばいいですよ。

だけど、

「わたしって○○なんだ……だからもうダメだ」とか

「このままでいいんだ!」なんて、

安易に考えて終わってしまえば……

 

それって成長の終わりじゃないか?

って思うんです。

 

誤解のないように念のため書きますが、ほんとうに障害を持っていたり、病気は別とします。

 

でもそうじゃない場合は、

自分、バカなので勉強しませーん! って言っているようなものです(笑)。

(あら、これかつてのわたし!!!)

 

誤解を恐れずに言いますが、

自称コミュ障って言っておけば、人との関わりの失敗を簡単に言い訳できるし、正当化できる。

アスペルガー症候群と名前がついたから、空気は読めなくて当然と開き直る。

超極論、精神的に問題があるので、人を刺してもしょうがない、なんて……

こういう人もOKになるんです。

 

適正は大事! 得意なことをやること大事!

でも、最低限やらなきゃならないことや、できたらいいだろうということは、

頑張ってできる可能性があるのなら、それはやったほうが明らかにいいでしょう!

 

仕事については、時間の無駄になるレベルはやらなくていいでしょうし、だったらお金を払って得意な人に任せればよいですけどね。

 

成長しようという意欲が人を輝かせるのだし、人生を変えていきます。

厳しい話ですが、進化しない、適応しない生きものが淘汰されるのは自然の摂理ですよね。

 

診断で、素敵な人になるための機会を奪われるなんてことは、あってはならんと思います。

 

 

診断ジプシー、診断結果で苦しい人へ伝えたい

人ってそんな簡単じゃありません。

ダビデを彫ったミケランジェロの目がある人は、あなたを観て、あなたの本当の姿をぱっと見るかもしれません。

センスがあって、熟練の技術がありまくれば、やっぱりすごいなあっていう人もいると思います。

名医とかやっぱりいますもんね。

 

でも冒頭に書いたとおり、そんなの、普通はできないですし、基本的にできないと思っていてほしい。

とくに、ひとのこころや、性格なんか、目に見えないものは!

 

じゃないと洗脳されるよ!

コントロールされるよ!

自分を探し出したつもりが、むしろ自分を見失って、

「あなたはこういう人だから、こうしなさい」って指示が欲しくなるよ!

 

それで、このゾーンに一度入っちゃったら、これもう、自力で抜け出すの大変ですよ。

だって無自覚だもん。気づく切欠がないもん。

たとえば何かやったところで、「だから! あなたはこのタイプだから、これしちゃ駄目だったのに」とか言われちゃうわけですから……。

 

だから常に、新しいところにいくこと! 新しい人に出会うこと!

勘違いしないでほしいのは、ジプシーになるのは違うということ!

 

コツとしては、

今の自分の、身近なところで行かない! 巡らない!

ニッチなところじゃなくて、まずは表の世界で、一般的に働いている人のところにいく!

社会的にあやしい要素がないところにいくんです。

ニッチなところにいくのは、またそのあとでよし!

 

やっぱり情報がすべてなのかもしれません。

自分であらゆることを調べてみる。どれもこれもまずは一度疑ってみる。

疑心暗鬼で辛くなることもあるかもしれませんが、それでも常に自分をベストな方向に導くために、情報を仕入れるって、やはり大事です。

矛盾するようですが、有名でも、権威があっても、ニセモノってことは、絶対にあるわけですから。

 

そしてひとつのメソッドにはまっても、再確認をおこたらない。

他の可能性はないか、他の見方はないのか、これは本当にいいものなのか?

常に研鑽を怠らない。これ大事ですね。

なにも疑うことをしなくても、追求していけば、逆に見えてくるとは思うんですけどもね。

 

 

資格やメソッドだけではなく、「する人」の人間性が大事

結局は何事もそうなんですが、

○○診断や、たとえ国家資格の何かの資格を所有していても、その人の中身です。

美容師さんだって、上手い、下手が残念ながらあるじゃないですか。

上手くたって喋りがイヤだな〜っていう人もいたりする。

だから熟練の技術も、人としての視野の広さも、いろんなことが必要ですよね。

ましてや絶対的にがんばっても届かないセンスだって、関わってくる。

 

それで、そういう人はおそらく、上に書いてきたことをすべて把握済みだと思うんです。

危険性やデメリットなんか、すぐに気づくと思う。

診断とか受けるなら、そういったことまできちんと伝えてくれる人に、話を聞いてもらえばいいんじゃないかと思います。

ていうか、こういうことに気づくことが、最低限のセンスでもあるかなと思います。

 

健全なひとは、支配することやコントロールを望まないし、

センスのある人は、そういうことに敏感になるか、あるいはそういう方向性にいきかけたときに、気づくと思うんですね。

 

わたしは違うわよ、というアピールではないんですけど(笑)、

ただわたしはいつも自分や情報を、良い意味で疑っています。

お伝えすることは今の全力であるけれど、だけどもっとベストなものがあるはずだからと、常に考えています。

誰かの人生に関わるのなら、無責任にはできないですからね……。

本当にこれでいいのか? と考えるようにしている。

 

たまにこんな頭の悪い人間はやらんほうがいいな、と自信喪失しますけど、それくらいがちょうど良いのかも知れません。

調子に乗っていると、すぐにダメになりますからね。

「進化」って、そんなに緩く待ってくれないなあ、と思います。

 

ここまで書いているけど、それでもわたしが今現在ビジュ分診断を使っているのは、元になっているホメオパシーが信頼できるからです。

すべてがエビデンスありきだなんて思いませんが、それでも最低限のエビデンスは欲しい。

ホメオパシーはヨーロッパではあたりまえに使われているものですし、常に症例発表されているうえに、もちろんわたし自身がホメオパシーにより効果を体感しています。

だからこの診断を参考にしているんですね。

 

でもいつも診断のときに、「この結果は正直、どうでもいいですよと」お伝えしています(笑)。

じゃないとみなさん、タイプにこだわっちゃうんで……。

(あなたの悩みは、そこが問題じゃないでしょっていうことばかりですから)

 

ほんと、中身に関するタイプとか、もう最後はどうでもいい。

自分がどうしたいかは、自分で決めればいいし、誰かになろうとするわけではなく、自分を成長させたいという意味で変わりたいのなら、やればいい。

 

わたしは動物占いではこれなので、ホロスコープではこれなので、カラー診断ではこの色なので……

と、身動き取れなくなった人は、本当に少なくない。

あなたは誰の人生を生きているのか? という感じです。

 

(ちなみに最高にわたしが苦手なのは、頼んでもないのになんでもかんでも「ああそれは○○タイプだからでしょ」とか当てはめられることです。だから何? なんですよ。それが繊細な感情に関わるものだったりすると、お前に何がわかる、絶対に許せない、レベルまで腹が立つ・笑)

(本当にこういう人は短絡的にしか物事を見てない。機械かよって言いたい)

 

わたしは「スマートタイプなので人前に出るのは苦手」、と安易に開き直ったところで、人前に立つという最高に成長できるチャンスを逃すことになる。

これは最悪な診断結果です。

本来はその人の人生を良い方向に手伝うものであるはずの診断が、その人を成長させないための枠になるなんて、最悪すぎます。

やりたいならやるべしだし、自分の可能性を広げることには努力すればいいと思います。

 

 

——というわけで、何かの診断に苦しんでいたりハマっている方は、いまいちど振り返ってみて、

「は!」っと目を覚ましていただければと思います!

 

そして政近準子さんの最新刊、人間哲学書としても最高です。

診断についても触れられています。素敵になりたければ、必読!

 

 

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