時代劇コミック斬Vol.15「必殺仕置長屋」に組紐屋の竜が登場!?

2019年7月2日文学・本京本政樹, 必殺, 時代劇

だいぶ間が空き、いろいろなことがありましたが、残しておきたいと思いまして。

もう一ヶ月近く経ってしまいますが、山田誠二先生が原作を書かれている、必殺シリーズ公式漫画『必殺仕置長屋』。

第5話が入った『時代劇コミック 斬』vol.15の表紙に「中村主水の仲間〝組紐屋の竜〟だと?」という気になるコピーが。

コンビニは発売日のAM12時には店先に並ぶというので、夜中に買いに行きました。
1冊しか入荷されてない場合も多いんだそう。電話して確保してもらい、受け取りにいきました。

ネタばれが解禁になったので内容に触れますが、気になる方は避けてくださいませ。

 

まず1ページ目を見て泣きましたよね。「かつて仕事人に組紐の使い手がいた!」
そしてタイトルは「一筆啓上 組紐が見えた」ですもの!

DVDやLINEスタンプなどで既存のものを使って竜が再登場することはありますが、彼の関わる話で新作が出たというのは、やはり冷静に考えてすごいことです。ある意味、歴史的瞬間みたいなものじゃないですか。

漫画に登場したのは、竜そのものではないですが、なんと竜の弟、「竜二」!
そっくりなイケメンの弟、出た! ていうか、いたんだ! 家族!

物語は、仕事人V「組紐屋の竜、忍者と闘う」へのオマージュ、いや作り直しといってもいいようなストーリー。
そこで消化不良だった竜の抜け忍エピソードから、どうして仕事人になったのか? というところも、言葉少なではありながら語られています。

竜そのものではないにせよ、世の中に「竜をくれ、竜をくれ!」と大騒ぎしていた想いが成就したような気がして、感慨深いものがあります。(笑)

これまでは京本政樹さんが一番ファンのその気持ちをわかってくださっていて、写真集やパチンコ関係のイベントなどで、竜の姿を見せてくださいました。

何より衝撃的だったのは、もうおととしになりますか(2017年)。
その後、花屋および鍛冶屋の政を演じられることのなかった村上弘明さんと一緒に「ぱちんこ必殺仕事人V」政&竜、新実写動画。もう何度も見ては泣きましたよ……。
竜だけでなく、政まで! 政まで一緒に復活! あれは本当に大事件でした。
村上さんに相談し、グイグイっと引っぱってきてくださるなど、京本さんにしかできないことです。政&竜ファンとして京本さんには感謝しかございません。
(あの動画、お願いだからDVDで販売してください)

しかし繰り返しますが、いわゆる公式の必殺シリーズの物語で、竜が登場するものはありませんでした。34年の間!
そして今回、山田誠二さんが、ああいったものを書いてくださった。本当にありがたいことです……。

山田さんといえば、必殺シリーズのファンクラブ「とらの会」の元会長で有名ですが、いまも仲川利久元プロデューサーや、カメラマンの石原興さんとも親交の深い方。
もちろんご存命中は、藤田まことさん、山内久司プロデューサーらとも親交が。
当時13歳で「必殺仕事人Ⅳ」の現場入りしたというのだから本当に驚きですが、以前窺ったお話では、すでに映画や時代劇についての知識が豊富だったこともあり、そのおかげで大人の職人しかいない撮影現場でも信頼を得られたのだろうとのことでした。

必殺シリーズ終了後は、ドラマの脚本、映画関係の執筆、さいとうたかお先生作画の「藤枝梅安」脚本、また京極夏彦先生と一緒にWOWOWドラマの「怪」を作られたり。

そして、京本さん主演の『新・部長刑事 アーバンポリス24』では脚本を書かれました!

関係者から信頼もあって、創作を続けていらっしゃる山田さんだからこそ、版権的に二次利用が超困難の必殺シリーズのコミック版ができるのかなと。

 

そんな方が組紐屋の竜を取り上げてくださるというのは、政&竜ファンにとっての神の救いの手です(笑)。
夢を棄てず、わーわー大騒ぎしつづけてきた甲斐があるというものです。(笑)

そうなんです。ちゃんと「政」の名前もだしてくださっている。姿はないにせよ、あれだけで政と竜が登場したという気持ちが味わえるから不思議です。

現場で「竜」本人を見られている方ですし、どのあたりで竜ファンが喜ぶかも把握してくださっている。はい、脚ですよね。脚。(笑)旅装束からちゃんと着流しに着替えてくれて嬉しい!

さらに、京本さんの楽曲がお好きな山田さん。最後の最後に「闇の道」の一文字。
ニクい。ニクすぎる!
これって京本政樹ファンにはマストの知識でも、仕事人Vの挿入歌「哀しみ色の・・・」シングルのB面に入っている曲ですから、必殺ファンにとってはマニアがニヤっとするところですよね。

ちなみに山田さんのmostフェイバリット京本音楽は、部長刑事の主題歌シングル「いとしくて・・・」だそうです。大好きと仰ってました。
(これも「・・・」終わりだ!)

 

竜二の作画も、綺麗でした!
長い睫毛やキリキリっと上がった眉、ぽってりした下唇などなど、作画の木村和夫先生のなかでも、かつてないほどキラキラした耽美キャラなんじゃないでしょうか(笑)。
前髪のくるん具合も、仕事人Vの竜を思わせて、女性ファンはみんな大喜びです。

感激して、ハガキ出す! っていう人も何人もいらっしゃいました。
もちろんわたしもすぐに出しましたよ!

出版社のページへ

SNS上では、ポストした瞬間にすぐにいろんな人が反応してくださり、夜中なのにコンビニに買いに走った人、翌日すぐに買った人、即Amazonでポチった人……。30年以上経ついまも、組紐屋の竜が愛されていることをリアルタイムで目の当たりにした瞬間でした。

売り切れてしまっているようなので、見逃した方はコミック版に収録されるのを待つしかないのかな?

ちなみに、現在連載中の「必殺仕置長屋」は、「時代劇コミック斬」と「漫画 時代劇」で交互に連載されているとのこと。
実は第一話から、旧仕事人の名前がたくさん出てるんですよね。

必殺を知り尽くした人が描く、必殺! TVと同じ基本一話完結なので読みやすくて楽しいです。
当たり前ですが、過去の作品を読んでおくとキャラや関係性もわかるのでオススメ。

以前連載されていた仕置長屋はKindle版で読めます。

“竜二”は今後、どうなっていくんでしょうか?
彼自身の物語も気になるし、竜二の口から、もっと竜の話も聞きたいですよね。早く次回も出てきてー!
そして、できれば京本さんによる実写が見たいなーなんて、切に願ってしまうところです。
どうやって竜と差がでるのかな? 想像も楽しいし、それだけでご飯三杯いけます。(笑)
コミック斬の編集部さん、京本政樹さん、よろしくお願いしますー!

はあ。竜二ももう愛しいから、りゅうちぇるって呼んじゃおうかな。←

 

で、気になる次の話は……

「仕舞人京マチ子に捧ぐ――」!!!!

とにかく必殺ファンにとってのサービスが手厚い!
次回は「漫画時代劇 vol.18」。2019年7月1日発売だからもう明日ですね。

今後の仕置長屋、どうなっていくのか楽しみです。既存メンバーとの絡みもワクワクして待ちます!